入社企業の決め方
一覧表を作る
首尾よく複数の企業から内定を頂けた場合、 最終的に1社を選ばなければならないのですが、 この決め方において非常に悩む場合があります。
頭の中で、
「あれだったらこっちのほうがいいけれど、 仕事内容では、あっちのほうがいいし、 でも安定性を考えると、あ、残業時間だとどうだろう・・・」
というようなかんじです。
全く同じような働き方や企業の状況と言う会社はありませんので、 当然ながら、どの企業にも一長一短があります。
このような場合、落ち着いて比較するための一覧表を作成しましょう。
まず左の欄に、自分が気にしている項目を書き出します。
そして、書き出した後に、自分が重要視をしている順に、 並び替えます。
項目 |
〇〇ナビ |
〇〇サービス |
日本〇〇 |
給与 |
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残業時間 |
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仕事内容 |
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ポジション |
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同僚の様子 |
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上司との相性 |
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年間休日 |
次に、右に内定を得た企業を書き、それぞれの項目についての評価を書いていきます。
項目 |
〇〇ナビ |
〇〇サービス |
日本〇〇 |
給与 |
〇 500万円 |
× 400万円 |
△ 480万円 |
残業時間 |
△ 60時間 |
△ 50時間 |
〇 30時間 |
仕事内容 |
△ ちょっと 退屈そう |
〇 前から やりたかった |
|
ポジション |
|||
同僚の様子 |
|||
上司との相性 |
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年間休日 |
この表を埋めていく上で、 「○○ナビからはどのポジションでの採用なのか聞いてない!」 というように、判断する上で足りない情報がわかってきます。
このように不足情報がある場合は、あらためて内定を得た企業に確認します。 電話番号やメールアドレスを知っている場合は、 採用担当者の方に聞いてもいいですし、 転職エージェントを活用している場合は、担当のキャリアコンサルタントに、 質問を投げかけます。
転職理由を思い出す
あらためて自分で項目を並び替えた優先順位に立ち戻ります。 大方の場合、表を埋めていった後に優先順位を変えたくなるものです。 それが、自分の素直な気持ちなのだと思います。
そしてこの際、 この時点で一度冷静になり、再度転職活動を思い出してみてください。
「良い転職・悪い転職」でもお伝えしましたが、 良い転職は、自分の転職の目的をかなえられる転職です。
内定が出ると、ついつい給与などに目がいってしまいますが、 いくら給与高い企業を選んだところで、 自分が転職活動を始めたときの目的を叶えたりや不満を解消できなければ、 転職後すぐに再び転職活動を始めたくなってしまうかもしれません。
ですので、表にリストアップした項目の中に、 自分の転職理由に関する内容が入っているかどうか再確認してください。
そしてあらためて優先順位をつけたあとは、 優先順位が高い項目で高い評価をつけている企業が入社すべき企業だといえます。 それが、あなたの入社企業です。