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良い転職と悪い転職

良い転職とは何か?

転職には「良い転職」と「悪い転職」があります。

「良い転職」とは、自分が転職をする前に不満であったことを解消できたり、 実現できなかったことが実現できるようになる転職のことを指します。

反対に「悪い転職」とは、転職後も以前の不満を持ち続けたり、 当初実現したいと考えていたいと思っていたことが 結局実現できずに終わってしまう、 そんな失敗した転職のことを指します。

つまり、「良い転職」の具体的な内容は人によって変わってきます。 ある人にとっては、上司の性格が重要かもしれません。 また別の人にとっては、事業内容に興味をもてるかどうかかもしれません。 年収が大事だという人もいます。 親の介護などの関係で、勤務地が重要だという人もいます。 最近では、過酷な労働条件の中で体調を崩してしまい、 労働時間を削減することを重視している人もいます。

「良い転職」を実現するために重要なこと

このように、「良い転職」を実現させるためには、 まず自分が職場や仕事を変えることを通じて、 「何を得たいのか」と「何を解消したいのか」を明確にすることが 最も重要なこととなります。

この二つがはっきりしていない場合には、 たとえ「転職活動ランキング」や「働きがいのある会社ランキング」に 載っている企業に転職できたとしても、 引き続き同じ不満を持ち続けたり、やりたいことができなかったりと、 「悪い転職」になってしまう可能性も十分にあります。

では、世の中の転職者は、 どのような理由で転職を志すに至ったのでしょうか。

転職エージェント大手のDODAが、 「転職理由ランキング(2011年上期)」を発表していますので、 内容をみてみましょう。

DODA転職理由ランキング(2011年上期)

※出所:DODAホームページ

ご自身の転職理由が、 この中に当てはまる方もいると思いますし、 当てはまらない方もいると思います。

転職理由には、「良い」「悪い」はありませんので、 当てはまらない方も心配する必要はありません。 最も大事なことは、自分の転職理由をきちんと認識することです。

転職理由は転職動機とは違う

転職活動を始める人によくある誤解は、 転職理由と転職を決意した動機を混同してしまうことです。

例えば、 以前から会社の方向性や事業の展開に対して興味を失いつつある人が、 その年のボーナスの額が想像以上に低いことを知ったとき、 「こんな会社やめてめる!」と転職を決意したりします。

この場合、転職を決意した動機は、給与の低さです。 しかしながら、この人の場合、 以前から会社の方向性に疑問をもっていたということが、 本質的な転職理由であり、 例え次の会社で多少給与があがったとしても、 また「事業内容に興味がわかない」という理由で 再び転職活動をすることになってしまうかもしれません。

このように転職理由と転職の動機は異なるものです。 転職をいざ決意したときに、あらためて一度冷静になり、 本質的な転職理由が何であったのかを きちんと認識するための時間を作りましょう。

ここで認識を誤ると、 転職活動そのものの意味を誤ってしまうこととなり、 最終的に「良い転職」ができず、失敗に終わってしまいます。

「もともとどうしたかったのだろう?」という気持ちを 再度自分の心に聴いてみてください。

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